日本歯科医学教育学会雑誌の電子ジャーナル移行について

日本歯科医学教育学会
理事長　俣木　志朗
編集委員長　河野　文昭

日本歯科医学教育学会雑誌は1983（昭和58）年に創刊されて以来，当学会の機関誌としての役割だけでなく，日本の歯科医学教育界をリードする学会誌として発展してまいりました．今回，第31巻第1号が発刊となり，会員の皆様のお手元にお届けしております．

時代の流れにともないインターネットの普及により電子ジャーナルの利用が増大し，学術誌としての公開性・共有性などの迅速化が求められるようになってきました．昨年度，学会ホームページがリニューアルされ，新たに会員ページが設けられたことから，日本歯科医学教育学会雑誌を電子ジャーナルとして閲覧する環境が整いました．

加えて学会の発展にともない学会の主催する事業も増え，学会運営の財務基盤の強化も喫緊の課題となっております．学会財政の中で学会誌の印刷費，送料が占める割合が依然として高く，学会運営における大きな負担となっております．学会誌を電子ジャーナル化することにより，これまでの送料などを新たな事業に有効に利用できることになります．

このようなことから，日本歯科医学教育学会雑誌第32巻第1号（2016年4月20日発行）から電子ジャーナル化を行うことになりました．第32巻以降は，日本歯科医学教育学会のホームページの会員ページで閲覧，ダウンロードが可能となり，利便性が向上するものと思われます．電子ジャーナル化を機会に誌面の充実を図るとともに，機関誌としての役割を果たせるよう努めてまいります．

2016年の電子ジャーナルへの移行後， しばらくの間は色々な問題が生じることが予想されます． 会員の皆様から忌憚のないご要望やご意見をお寄せいただきたく存じます．また，今後投稿される論文につきましては，インターネット上での公開を踏まえて，より一層の倫理的配慮をお願い申し上げる次第です．

なお，電子ジャーナル化後の様々な学会からの案内につきましては，学会ホームページにあるOHASYS（オハシス）で登録していただいたメールアドレスによってニューズレターとして発信する予定です．

会員の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます．

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